特長①
医師をサポートし、
患者さんを応援するために
できることを、実直に
JR西日本と神戸電鉄とが乗り入れる三田駅。兵庫県南東部に位置する三田市の主要駅の一つで、その駅前エリアは商業地として発展してきました。そんな三田駅から徒歩約7分のところにあるのが、「中央町さつき薬 局」。調剤・投薬、管理栄養士による栄養相談に加え、吸入指導や禁煙相談にも力を入れています。その理由は、薬局のすぐそばの、処方箋の持ち込み数も多い呼吸器内科と整形外科の存在にあります。喘息やCOPDなどの治療を目的とした吸入薬は、薬を吸う前の姿勢調整から吸入した後の息止め、うがいなど、服用の手順が複雑です。こうした薬の特性から、「医師が病院で吸入指導を行なってすぐ、調剤薬局でもフォローをすれば、患者さんの記憶に定着しやすいだろう」と考え、薬局全体で実践。 禁煙指導を受けている方には、モチベーション維持につながるお声がけを実施し、禁煙していられる期間が長くなれば一緒に喜び、吸ってしまった時は『どうして禁煙が必要か』をともに見直しています。吸入指導・禁煙指導だけにとどまらず、どのような時も『患者さんを支え、応援する』スタンスで、来店者をお迎えしています。薬と一緒にそろえられたら助かるものを置けば、もっと地域のお役に立てるかも、との思いからOTC医薬品も導入。「健康サポート薬局」認定も視野に、より良いサービスを追求しています。
特長②
患者さんの負担を
少しでも減らしたい
薬剤師・管理栄養士兼、
街のコンシェルジュ
「中央町さつき薬局」は、すぐ近くにある呼吸器内科・整形外科の処方箋をお持ちになる患者さんや、近隣にお住いの方が多くいらっしゃいます。吸入指導・禁煙指導に力を入れていることは【特長1】で お伝えしたとおりですが、整形外科にかかる患者さんも、腰や膝の痛み・リウマチ・骨粗鬆症・骨折など、様々な症状を抱えています。骨折して松葉杖をついている方はもちろん、腰や膝、脚がつらそうな方が 来店されると、受付担当は投薬台を出て処方箋を受け取ります。お渡しの際も同様で、その患者さんがお待ちの席まで薬剤師が伺い、投薬と説明を行います。こうした患者さんは、椅子に深くかけてしまうと立ち上がりがつらくなってしまうため、シートも背の高いタイプを採用。体が沈みこまない、浅く腰掛けられるシートで、立ち上がる際のお体の負担をやわらげられればと考えています。「弱っていらっしゃる今だから、私たちにできることを一つでも」と全員が考え、行動しているので、「お帰りの際はタクシーを呼びますか」といったお声がけも自然に行われています。その様子を見た方に、「まるでコンシェルジュみたいだ」と言っていただいたことも。「どうすれば患者さんにいち早く健康を取り戻していただけるか」という気持ちを軸に、「気づいたことはすぐに工夫・実践」しています。
特長③
知識と気配り、アイデアで
店内を明るく彩る
スタッフたち
吸入指導・禁煙指導をはじめ、食前服用が必要な骨粗鬆症など、丁寧な説明が必要なシーンが多い「中央町さつき薬局」。ここには、4名の薬剤師と1名の管理栄養士、数名の調剤事務員が在籍しています。薬局長を務めるベテラン薬剤師は、禁煙指導認定薬剤師資格の保持者。「禁煙はしたいけれど、治療の継続が難しい」という患者さんの力になりたい思いから資格を取得し、禁煙指導に活かしています。ほか3名の薬剤師と1名の管理栄養士は、社歴こそ1~2年と浅いものの、知識と持ち前の明るさ、目配りで、早くも患者さんの人気を集めつつあります。お帰りの際にタクシーが必要かを確認することはもちろん、道を聞かれた時には一人がバックヤードから出て道案内を買って出たり、少し休憩したいという患者さんには喫茶店をご案内したり。そうして一人が外に出ている間も、ほかの患者さんをお待たせしないよう、全員がお互いをカバー。とてもいい雰囲気のチームワークができあがっている店舗です。日ごろの店内のお知らせや、健康フェアの企画にもアイデアが飛びかいます。店の通信棚は、管理栄養士がメインになって飾りつけを行っています。管理栄養士自ら、旬の食材で料理を作り、そのレシピをチラシにして置いているので、店内に良質な情報が増えました。健康フェアも、講演型にしてみてはどうか、立ち寄ってくれた地域の皆さんにちょっとしたお土産を用意してはどうかといった意見が出て、回を重ねるごとにパワーアップしています。このあふれんばかりのエネルギーで、地域に元気をお裾分けしていきます。