マネージャー
(管理栄養士)

勤務地:三田駅前さつき薬局
出身校:甲子園大学 栄養学部卒
入社年:2019年入社

食でヒトを支えていきたい

管理栄養士を目指したのは、どうしてですか?

医療に関わりたいという思いがあって、はじめは看護師を目指していました。でも、理数系科目に苦戦して悩んでもいて。そんな時、母が「管理栄養士という道もある」と教えてくれたのです。管理栄養士の方にインタビューをする機会もあって、色々とお聞きしていると、「この仕事は食から医療に携わることができる」と教えていただきました。母とインタビューに答えてくださった管理栄養士の言葉をきっかけに、今の仕事に関心を持ちました。

当社に入社を決めた理由を教えてください。

就職活動では、いくつか会社説明会に参加する中で、なかでもグッドプランニングの説明会では最初から最後まで親切かつ丁寧にお話しをしていただきました。その後の面接も、マンツーマンでたっぷり時間をとっていただき、学生時代に力を入れてきたことやアルバイト経験、そして「グッドプランニングに入社したらどのような活動をしたいか」といったことを聞いてくれたのです。選考過程のこうした対応から、とてもあたたかい会社なのだと感じました。また、「なにごとにもまじめに取り組む人を求めている」という言葉を聞いて、自分にぴったりだと思ったことも理由の一つです。私は学生時代にも、早朝から学校に行って一人で勉強するなど、真面目な一面には自信がありましたので。

成長意欲が増す仲間と環境

入社後、あらためて感じる職場の魅力は?

新入社員研修、フォローアップ研修、症例報告会といった研修が豊富な点が魅力的ですね。もともと学びを通したインプットは好きだったのですが、自分の考えを伝えるアウトプットは、どちらかといえば苦手でした。しかし、各研修への参加を通して自然と克服できてきて自信につながっています。
スタッフの人間力も素晴らしいところです。三田駅前さつき薬局では、ミーティングノートを設置しています。職制に関係なく、提案したいことを閃いたら誰でも書きこめるノートで、提案に対する意見やアドバイスもここに書き込んでもらえます。現場でのコミュニケーションも活発ですが、ノート上でも色々な意見がかわされていて、そういうところでチームワークがより強いものになっていくのを実感しています。チームとして機能していると、「あの件はどうなっていましたか」といった質問は誰の口からも出てきません。手が離せない時は、「こういったことでお悩みの患者さんがいらっしゃったので、対応をお願いします」という声かけをして、それを受けた誰かが必ずフォローをしています。
フォローしたスタッフは必ずメモを残すので、デスクや電話の子機など、三田駅前さつき店には色々なところがメモだらけなんですよ。
研修で知識や発信力を磨けて、自由に意見を言い合える環境で働ける。そういった環境で、人間力とチームワークが磨かれ続けていると感じています。

これからの目標について教えてください。

栄養相談の件数をもっと増やしていきたいですね。お薬だけでなく、食事を見直すことでより健康になれることを患者さんや地域の方に知っていただきたいのですが、そうした管理栄養士の役割をまだまだ認知いただけていないと感じています。
自発的に栄養相談を利用されないということは、とりあえず今の症状を治すためだけ、あるいはさほど重症ではないから薬ですぐ治ると思われているのだと思いますが、それではまた病院や薬に頼るだけになってしまいます。患者さんの体の主人は患者さん本人ですから、もっと主体的に健康でいよう、イキイキと生きようと思っていただきたいと思っています。ですから、こちらからのお声がけが重要です。
検査結果の数値が貧血の傾向を示していたら、「ふらふらしませんか」と患者さんに聞いてみる。そうすると、「そういえば……」と考えてくださいます。あらためて時間をつくって来訪され、色々と質問してくださって、気づけば1時間が経っていた、というケースも珍しくないんですよ。栄養相談では、貧血のほか、コレステロール値、糖尿病、体重コントロール、子どもの好き嫌いなど様々なご相談をいただきます。
大切にしているのは、やってみようと思っていただける提案をいくつかお伝えすること。それも、「どの方法ならできそうですか?」と選択肢をお渡しして、相談者さまが主体的に選ばれるようにお話しすることを意識しています。もちろん、提案の内容も重要です。食事だけでなく、お薬や運動など体に関する知識をこちらも日々学び続けて、よい提案をしていきたいと思っています。お薬で太りやすくなっていたり、低血糖を起こしやすいお薬を服用していたりと、食の知識だけでは分からないことがたくさんあります。健康食品やサプリメントについての質問も多いので、食以外の知識も磨いて栄養相談のレベルを上げ、より多くの皆さまの相談に応答していくことが当面の目標です。

「育てる」ことへの挑戦

管理栄養士のマネージャーに就任してから、ご自身に変化はありましたか?

自分が働いている店舗にだけ向いていた意識が、全体へと向かうようになりました。月に一度、グッドプランニングにいるすべての管理栄養士が参加する会議があるので、そこで各店舗の状況や、悩みごとなどを共有してもらっています。例えば、病院やクリニックの処方をまとめて受ける「施設業務」が多い店舗では、患者さんと関わる機会がそれほどありません。そこで、処方箋を直接店舗に持ち込まれる外来の患者さんが多い店舗の管理栄養士から経験を聞き、知恵を共有してもらえればと思っています。
そこで気を付けているのは、会議の中で店舗の課題を解決しないこと。店舗の問題はやはり、お店の仲間と協力しあって解決してほしいので、ゆだねている部分が大きいです。皆も同じ意識で取り組んでくれていますよ。相談者さまの数がなかなかのびないという悩みを抱えていた店舗の管理栄養士が、会議で「看板を置けば、入ってきてくれる」という情報を聞き、早速お店の皆で看板を作って置いてみたら成果が出た、という報告もありました。今、管理栄養士は店舗に1人ずつの配置を目標にしています。薬局内でのコミュニケーションは活発でも、管理栄養士だから共感しあえる悩みもあります。私が全体を把握するとともに、管理栄養士みんなが店舗を超えて情報交換しあえる機会も増やしていきたいと思っています。

そのなかでの大変さや、やりがいは?

マネージャーになると、自分の店舗だけでなく全体把握が必要になります。グッドプランニングで働く人たちすべてを覚えていくのは大変でしたね。エリアマネージャー会議への出席も緊張しました。
でも、苦手だと言っていたら、マネージャーとしての仕事はできません。すべて乗り越えたとは言えないので、まだまだ成長の余地があるなと感じています。
2022年、グッドプランニングは新しい仲間を10名ほど迎えました。意欲的なメンバーがそろっていますが、それに応えられるよう管理栄養士についても研修を充実させ、横のつながりを生かしながら「薬局勤務の管理栄養士」像を私たちらしく、磨いていきたいと思っています。グッドプランニングは「これをやりたい」と言葉にしたら、応援してくれる人と環境が揃っていますので、どんどんチャレンジしていきたいと思います。

健康ステーションの
スペシャリストを目指して

学生の皆さんに、メッセージをお願いします。

単なる薬局ではなく、地域の健康ステーションへと成長していきたいという思いがグッドプランニングにはあります。「健康ステーション」へとステージアップするには、地域と連携して、処方箋がなくても栄養相談などを目的に、気軽に来ていただけるような存在になりたいと考えています。グッドプランニングは、目的へ向かって前進していく会社。目標を達成したいという意思がある方にはぴったりの環境です。お薬、健康保険制度といった知識も学べば学ぶだけ役立ちますので、栄養学だけでなく、興味関心を広げて地域のお役に立ちたいと考えている方には、ぜひチャレンジしていただきたいと思います。

9:00~ 出社後は全員で清掃。パソコンの立ち上げなどの開店準備を行う。
患者さんで込み合う午前中は、調剤事務として薬剤師をサポートしつつ、栄養相談も
13:30~ 交代で1時間の昼休憩。お弁当派
14:30~ 周辺の医療機関が休憩に入り、患者さんが少ない時間帯は事務作業。
15:00~ 医療機関の午後診療が始まると、再び患者さんが多くなる
午前中同様、調剤事務と栄養相談を行う
19:00~ ごみ捨て、処方箋の事前セッティングを済ませて退勤

To top