特長①
来店する患者さん層に
あわせた企画展開と、
近隣クリニックへの紹介で
地域の健康を底上げ

近年まで再開発が行われていた鈴蘭台駅周辺。1日におよそ2万人あまりが乗降する神戸市北区の玄関口と呼ばれる駅です。この駅から徒歩3 分ほどのところにあるのが、「三鈴薬局南店」。調剤・投薬はもちろん、管理栄養士による栄養相談といった取り組みを続けています。年に一度開催する健康フェアは、近隣の「三鈴薬局」と共同で実施。簡易版血液検査、血糖値測定、脂質測定、骨密度測定、体組織測定や肌年齢チェックなど、多種多様な検査をご用意しています。気になる数値が出た患者さんについては近隣のクリニックを紹介し、地域の健康を押し上げる役割も果たしています。 スタッフのコミュニケーションが活発な点も、「三鈴薬局南店」の特長の 一つ。「投薬の際に、こうしたご提案をしたら、飲み忘れを減らしていただけるのでは」といった会話が日常的に交わされています。そこから多数のアイデアが生まれ、1か月分のお薬を入れられるお薬カレンダー製作に繋がったこともありました。薬剤師・管理栄養士・調剤事務員が一丸 となって、常によりよい投薬や、患者さんの健康を考え実践しています。 地域密着型薬局としてさらに成長していけるよう、「健康サポート薬局」 認定を短期目標に掲げ、サービスの質向上と、設備の整備を進めている ところです。

特長②
地域医療連携を進め、
在宅・施設の患者さんに
よりきめ細やかな対応を

「三鈴薬局南店」の周辺には、道路を挟んで目の前にある内科の有床診療所をはじめ、整形外科・消化器内科・脳神経外科・歯科など、多種多様なクリニックが存在しています。先生方から処方箋を受け取り、当店にお越しくださる患者さんは、7割以上が50代以上の方。年齢層が比較的高いため、座ったり立ったりの負担が軽くなるようにと高さの異なる椅子をご用意。投薬台も、3つあるうちの1つは立ったまま説明を聞くのが難しい方向けに椅子を置き、座ってお話を聞いていただけるようにしています。嚥下や飲み忘れといった課題をお持ちの方もいらっしゃるので、お薬を溶かして飲みやすくする方法をお伝えしたり、一包化を提案したりといったお声がけも進めています。 こうした外来患者さんのほか、在宅・施設調剤も多く担当。在宅では、がん終末期で緩和ケアを受けている患者さんも多いため、医療用麻薬を扱う機会が多い傾向にあります。在宅・施設の患者さんに対して、よりきめ細やかで迅速な調剤を提供できるよう、医師や訪問看護事業者、ケアマネジャーといった患者さんを見守る皆様との会議にも多く出席しています。患者さんやそのご家族のご希望をうかがい、地域の医療従事者と意見を交換して薬を提案することは患者さんのメリットに直結します。今後もこうした連携を深めていきたいですね。

特長③
スタッフの強みをかけあわせ、
地域になくてはならない
薬局へと

さまざまな診療領域の処方箋に加え、多人数・多品種の施設調剤、在宅患者さんへの調剤を担う「三鈴薬局南店」の薬剤師は、若手3名・ベテラン1名。ここに管理栄養士、調剤事務員が加わって、外来・在宅・施設を問わず、患者さんの状況に目を配っています。 外来では主に受付を調剤事務員が担当し、「おつらそうなので、お席までうかがって投薬してください」「お急ぎのようです」などと待合室にいる患者さんのご様子を調剤室に随時報告。スムーズな調剤・投薬の立役者です。管理栄養士は、持ち前の明るいキャラクターで、的確な栄養相談を実施。栄養相談を楽しみにお越しくださる方もいらっしゃいます。 薬剤師の個性も光ります。予製を主に担当している薬剤師は、いつまでに予製と監査を終えなければならないといったスケジュールや、薬の在庫をよく見て動いてくれています。薬のスペシャリストという薬剤師の基準からしても特に知識が豊富な薬剤師もいれば、若手の悩みを受け止め、励ますベテランも。患者さんとのコミュニケーションに秀でた薬剤師もいます。患者さんがゆっくり話す方なら、説明もゆっくりと。急いでいる方にはテンポを合わせて。すると、患者さんも話しやすいと感じてくださるようで、信頼を寄せていただいているようです。それぞれに強みのある薬剤師と管理栄養士、調剤事務員がフラットに意見を言いあうことで、改善のタネがつねに芽吹く明るい「三鈴薬局南店」。チーム力で、地域密着型薬局としてレベルアップしていきます。

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