薬局長
出身校:神戸薬科大学 薬学部卒
入社年:2019年入社
私が薬剤師になろうと思ったのは、人を助ける仕事に憧れがあったから。将来は医療系の道に進もうと考え薬学部に入学。就活では、患者さんのためにどこまでのことが出来るのかを重視して、会社を探しました。
そのなかで当社を選んだのは、「患者さんのために」という理念を掲げ、全社を挙げて実践していると感じられたからです。説明会で実際のエピソードを伺った時も、医薬品の調剤・投薬という業務の枠を超えて、様々な角度から患者さんを支えていこうとする取り組みに、「薬剤師にそこまでのことできるのか」と思わず感動。この会社ならプロして大きく成長できると、まさに一目惚れ状態でした。
やりたいことに、どんどんチャレンジできることです。就活ではリクルーターの方のお話がとても楽しく、参考になったので、私自身もぜひ学生の皆さんへ当社の魅力を発信したいと思い1年目にリクルーターに挑戦。2年目、3年目はトレーナーに志願し、新たに入社したメンバーの指導育成にも取り組みました。そして4年目の今年、尊敬する上司や先輩の後押しを得て、西神中央さくら薬局の薬局長に就任することができました。
社員一人ひとりのやる気や意欲を尊重してくれる当社では、様々な経験を積み重ねていけるチャンスでいっぱい。前向きに頑張る社員には背中を押してくれて、ゆっくりと進みたい社員には温かく見守ってくれる、無理をせず自分のペースで成長していける環境なんです。
やはり、患者さんのために最大限できることを考え行動することが、薬剤師としての成長につながったように思います。
例えば、精神的な疾患治療のため定期的に来局されていた患者さんが来られたときのこと。ふとお顔を見たときに、いつもと様子が違うことに気づいたのです。そこで、お話を伺ってみると、時々症状が悪化し言葉が上手く発せられなくなったり、パニックになって一時記憶がなくなってしまうとのことで、とても悩んでおられるようでした。そこで、患者さんと落ち着いてゆっくりお話ができるよう、他の方々から少し離れた場所に移動。そして、患者さんが記憶障害になった時のために持ち歩いておられるノートに服薬に関する注意事項などを書き込みながら、納得いただけるまで繰り返し何度も説明し、安心してお帰りになるまでに1時間ぐらい掛けて対応させていただいたのです。
困っておられる患者さんを目の前にしたときにいつも思うのは、“仕事”ではなく一人の人間として自分に何ができるのかということ。不安を抱えたまま帰すことは絶対にしたくないという想いが、その時々で最適な対応や工夫を生みだしていくのだと思います。
また、こうした想定外の対応が自由にできるのも、サポートしてくれる同じ志の仲間がいるから。決まった枠組みにとらわれず、常にに患者さんのために何が最善かをみんなで考えていく職場だからこそ、1つひとつの業務が学びにつながっていると思いますね。
実は、特に気をつけているとか、特別に何かをしようと考えていることはないんです。普段の当たり前の業務のなかで気づくこと、例えば患者さんのお顔を見て「何か言いたいことがありそうだな」とか、「少し元気がなさそうだな」など、ほんの小さな“変化”に気づいたら、必ずお声がけしたり自分から働きかけるようにしていますね。
そのなかで、いつものように患者さんにお薬の説明させていただきながら何気ない会話を楽しんでいたら、「南さんに話を聞いてもらうことが、一番の薬やね」と言ってくださったのです。その患者さんは私がかかりつけ薬剤師として担当させていただいている方で、お一人暮らしのご高齢の方。
こんなとき、薬のプロとして医薬品の知識を持つことはもちろん重要だけれど、最も大切なのはいかに患者さんのお気持ちに寄り添えるかということを、改めて痛感します。
「患者さんのために」という大きな方向性は変わりませんが、業務内容は薬剤師としての仕事に加え、シフト計画の作成やスタッフの勤務管理、より良いサービス提供に向けた店舗目標の設定など、マネジメント業務全般に拡大。果たすべき役割や視野が、大きく広がりました。とくに、これからの薬局業界に求められる「かかりつけ薬局」としての体制強化は取り組むべき大きな目標のひとつで、そのために達成すべき課題を1つひとつ明確にしながら、具体的な施策を考えているところです。
薬局長としてスタートを切ったばかりなので、まだ分からないことだらけ。今のところ、やりがいと大変さは50対50といったところでしょうか(笑)。ただ、大変だな、難しいなと思う課題を1つ乗り越えたとき、達成感とともに新たなモチベーションが湧いてきます。
何より、当社には尊敬すべき素晴らしい先輩方がたくさんおられるし、悩んだり困った時には必ず助けてくれます。その一人が、前薬局長であり、現在エリアマネージャーの前薬局長の先輩。私が薬局長に就任する際にも背中を押してくれて、その後もきめ細かくアドバイスやサポートをくれるので安心してぶつかっていけますね。
当社の自慢のひとつは、お互いに助け合い学び合える頼もしい仲間がいること。だからこそ、臆することなくいろんなことにチャレンジし、自分を成長させることができるのです。
現在、西神中央さくら薬局は多くの医療機関とのネットワークを築き、日々たくさんの患者さんにご活用いただいています。そのより信頼を深めて、患者さんや地域から愛される薬局にしていくことです。
そのためにも、力を入れていきたいのが毎月の健康フェア。季節に合った内容や時代のニーズを取り入れたテーマで魅力的なイベント内容にし、地域の方々と一緒に楽しみながら、健康への意識を高めていきたいと思っています。
そして、スタッフ一人ひとりが、心から仕事を楽しめる職場環境をつくること。毎日同じ作業を機械的にこなすような職場ではなく、どんどん新しいこと、より良いアイデアにチャレンジし、常に時代の先へと進んでいくような活気ある場所にすることです。
「ここの薬局だったら、どの薬剤師でも安心」と皆さんに思っていただけるよう、全員が協力しあって、さらなる成長を目指し続けます。
9:00~ | 出社後、国や自治体、各医療機関からのメールをチェック 製薬会社の勉強会情報をキャッチし、次の勉強会の計画を立てる |
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10:00~ | 来院数の多い時間帯は、率先して調剤・投薬業務を行う 患者さんをはじめ、スタッフとのコミュニケーションを図る |
12:00~ | 交代で1時間昼休憩 外食で気分をリフレッシュ |
14:00~ | 近隣の医院が休憩に入る時間帯は在宅医療に向け担当スタッフが外出 在宅の予定がない時は、局内で調剤業務やマネジメント業務に取り組む 健康フェアの企画チームと翌月のテーマを考えることも |
16:00~ | 午後の混雑時に向け調剤・投薬業務に専念 局内全体をみながらも、患者さん一人ひとりに丁寧に対応 |
19:30~ | シフトを考えたり勤務表を作成したりマネジメント業務に集中 |
20:00~ | 薬局を閉めて退勤 |